「自分の不幸ばかり思う人は、他人についても欠点ばかりが目につくものです。そして自分の一方的な見方で他人を裁こうとします。そこから争いが起きるものです。反対に相手の心の中に仏様がおられることをしると、相手の良さが見えてきます。」
祖母の言葉が、今の競争社会に心の底から身に感じ、自分がさげすまれるのがいやなら自分も人をさげすまないように心掛けなければならない。自分が人から信じられたいと願うなら自分の言葉に責任を待たなければならない。そして、自分が幸福でありたいなら願うなら世の人誰もが同じと思わなければなりません。
松平俊子の残した「法式」にあります。人は煩悩と戦いながら、良い言葉の教えに自分の身を少し寄せながら、日々の努力を重ねていくことです。
自分が思うことは、人も思っていることです。だから人に優しく労りを持つことで、人もそう思ってくれると思います。たとえそう思われなくても、自分自身そう思うことで、心が軽くなることもあります。
皆頑張っているのです。明るく共に生命を大切にして生きましょう。