風の品格

人と人を結ぶのが言葉です。それがコミュニケーションです。

人には、幾つかの心の扉があり、昨日までなかった扉が開いた時に生じる新しい関係、それこそがかけがえのないコミュニケーションの姿のように思います。

人生そのものが言葉といってもいい。相手を思い的確に、丁寧に、また鋭く、臨機応変に話ができたらといい。言葉というものの本質がそれを発している人間全体の世界を背負っているのだから。

過ぎて虚しく、足りなくてももどかしい言葉、言葉だけでは存在しない。言葉は心と内容を乗せるもの、自然に、真摯に、言葉に向き合うことで、何か静かな「間」余韻が漂い、滲み、香り、風を感じるような気がします。

風格のある言葉は説得力があります。重くなく、温かで優しく、厚み深みのある「風の品格」言葉にそれが見えるとき、人はひき寄せられるます。

正しいことだと「立て板に水」のように饒舌で、たくさんの内容を語る人よりも、相手を思い、難しいことは易しく語り、溢れる内容は削り、分り易く伝える人には、風が漂って、話が厚く温かくします。

滲み、潤い、余韻、佇まい、息づかい、風こそが、日本人の言葉であり文化です。

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