感謝の花

どことなく  祖母のおもざし  思い出す
凍てし茶庭の   白椿かな

世情が騒がしい中、ふと自分を見失いそうにもなる時もある。
自分はこのままでよいのだろうか。そんなことを、道端の先に、咲いている白椿の花に問うて見た。「いいんだよ。頑張ってきたよ」と、首を傾げて微笑んでくれた。
そうなんだ。それしかできなjかっんだ。精一杯してきたんだ。

人って可笑しいよね。植物も動物も情景も変わらないのに、その季節の香りで自分が変わってみえる。どんな香りを求めていたのだろうか。

多くの人、事、場に出会いながらそれを、学び教わり、親しんいるのかもしれない。
そして、生きながら成長し、その季節を大切にしているのかもしれない。

凍てつく茶室に、一輪の花が私を優しく微笑んでくれます。
その花の名前は白椿、感謝の花です。

タイトルとURLをコピーしました